太陽の子  (夏の号) bP24   2008年  7月     HOMEへ戻る



目 次

1,新たな福祉をめざして / 中山達之助

2,自立支援三事業の提供 / 小又克也

3,新職員の紹介 / 中山達哉・和知智子・飯田浩子

4,日立守る会だより / 佐藤芳昭

5,日立市心身障害者歯科診療所開設までの歩み(3) / 清宮烋子

6,支える会からのお知らせとお願い

7,お知らせ・ご寄付ありがとうございました

8,編集後記


新たな福祉をめざして

NPO法人日立太陽の家  理事長 中 山 達之助
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平成20年3月3日『NPO法人日立太陽の家』の設立が認証され、晴れて4月1日より法人としての活動を開始することが出来ました。 昭和45年に日立市太陽の家運営委員会が設立され『日立市太陽の家』の運営委託を日立市から受け、平成18年度からは指定管理者の 指定を受け、通算37年間を経過しましたが、この長い歴史の積み重ねの中で、親子の高齢化、在宅で生活する障害者の福祉を考慮した とき、更なる支援を痛感し、今回の法人化を選択しました。
お陰さまで4月に同時スタートした居宅介護事業につきましては、早速多数の御利用を頂き、今までサービスがないために利用できない でいた方々に対しては勿論ですが、潜在的に隠れていたニーズについても、少しずつではありますが、掘り起こし、そして支援につなげ ることができ始めてきました。
今後はこの居宅介護事業を拠点として、身体障害者の自立生活を実現するための『福祉ホーム』建設へ向けて活動を進めていく計画です。 またこの施設には、居宅においての入浴支援が困難な場合や緊急時の一時支援が実現できるような場作りも併設したいと考えております。
当法人の今後の活動が、日立市の障害者福祉全体の発展向上に繋がることを祈念しつつ市民の皆様には今まで同様、新たな事業にご支援、 ご協力を心よりお願い申し上げます。


NPO法人が目指すもの 自立支援三事業の提供

日立市太陽の家  園 長 小 又 克 也
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入所施設解体論が盛んに論じられたのは、支援費制度が始まる前、平成13年頃だったでしょうか。『施設で入所生活を続ける知的障害者 を地域に戻したい。』この意見は、『やっと安住の地が見つかったのに施設から追い出すのか。』との批判を受けました。
施設解体論は、『地域での生活を可能にする受け皿をどのように整備していくのか。』を大前提にしていましたが、受け皿作りの議論は一 向に進まず、批判ばかりが先行していたように思います。
平成18年から障害者自立支援法のもとで新しい福祉が始まり、再び『地域での生活を可能にする受け皿をどのように整備していくのか。』 を議論するチャンスが巡ってきました。
『NPO法人日立太陽の家』が目指すものは正にこのテーマの実現であり、そのためにこの4月には太陽の家の通園事業に加え「居宅介護 事業」をスタートさせました。
ここで改めて『NPO法人日立太陽の家』の事業、そして将来展望をご紹介したいと思います。
法人の事業は地域での生活を可能にするために複数の支援を統合的に提供するもので、『自立支援三事業』と呼びたいと思います。

1, 生きがいを支援する生活介護事業

日立市太陽の家が実施する通園事業及び生活介護事業をとおして、在宅で生活する障害者の日中の生活や生きがい等を支援し、これはまた 介護者の介護負担の軽減にも繋がっています。

2,居宅での生活を支援する居宅介護事業

NPO法人日立太陽の家居宅介護事業所が提供する居宅介護事業及び重度訪問介護事業のヘルパー派遣をとおして、居宅生活を支援し、 安心できる生活が継続できるようにしています。

3,緊急時を支援する緊急一時保護事業

今後の計画として取り組んでいます身体障害者の自立生活を実現させる『福祉ホーム』は、24時間対応のホームヘルプサービス提供に つながり、それはさらに緊急時の支援へと繋がっていきます。この支援は、現在日立市太陽の家が緊急一時保護事業として取り組んでい るものを発展させるものです。
これら『NPO法人日立太陽の家』が提供する事業は、もっとも障害が重い方々、重症心身障害児(者)への支援から始めています。 この取り組みが在宅の障害者とその家庭を守ることに繋がり、そしてそれをすべての障害者の支援へと広げていきたいと考えています。
障害がある方の生活を考えたとき、
1,家族と共の生活
2,親元を離れての自立生活
3,入所施設での生活
このいずれも、障害者本人が自由に選択できることが大切です。その日を一日でも早く実現させることが当法人の切なる願いでもあります。


NPO法人 日立太陽の家 新職員の紹介

生活支援員 中山 達哉
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太陽の家の職員となって早いもので約2ヶ月が経ちました。この仕事を始めて利用者の方々から生きることの大切さを教えて頂きました。 障害を持っていても日々を楽しく、一生懸命生きている利用者の方々を見ていると自分も頑張らなくてはならないという気持ちになります。 介護・介助という仕事を通して、毎日大切な事を多く学び、また日々の元気を貰い楽しく過ごせている事を非常に嬉しく感じています。 これから太陽の家の職員として利用者の方々が楽しく過ごせる様に日々精進していこうと思いますのでどうぞ宜しくお願い致します。

居宅介護・サービス提供責任者 和地 智子

この春から新しく生まれた居宅介護事業所で働いております。毎日太陽の家の職員さん達の温かさを背に受けて、皆様の御家庭を訪問して います。主に戸外や病院に行くお手伝いや、お風呂に一緒に入ったりしていますが、不慣れな私にご家族の方々が優しく迎え入れて下さり、 本当に有難く思っています。また、利用者さん達が、自然に触れての笑顔や、入浴中に身体を活発に動かして喜んでくれる姿にこちらの方 が励まされています。芽を出したばかりの居宅ですが、太陽の家の温かさを肥料に大きく育つよう、私も楽しみにしています。

生活支援員 飯田 浩子

4月から太陽の家の職員となりました飯田浩子です。私の今の楽しみは、太陽の家に来ることです。太陽の家への登園を楽しみにしている 利用者の皆様と同じように、私自身もここへ来る喜びを日々実感しております。私の仕事は居宅や外出先において、利用者のニーズに応え ることです。今はまだ利用者と関わり、利用者の好きなことや嫌いなこと、楽な体勢や安心できる場所など利用者を知るという段階です。 今後は多くの利用者にサービスを終えた後、何かしらの喜びや安心感・充実感を感じてもらえるよう努力をしていきたいと思っています。


日立守る会だより

日立重症心身障害児(者)を守る会 会長 佐藤芳昭
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新しい年度の開始に当って

日立重症心身障害児(者)を守る会 平成20年度総会を去る4月13日、日立市太陽の家で開催しました。平成19年度事業・会計を報告し 続いて平成20年度の事業計画・予算の審議を行ない、お陰様で原案が承認され、具体的に各行事を進めることとなりました。 行事は全部で13項目になりますが、13項目を全部説明することは紙面の都合上出来ませんので、13項目の中で主な項目につき少し細かく 説明してみます。
まず「ふれあい運動会」です。毎年同じような内容と思われて参加することをためらうようなことのないよう積極的に参加をして欲しいのです。 毎年新しい種目を取り入れることは新種目についての練習期間とか徹底度合いとかを考えますとなかなかむずかしいために毎年同じような種目 になるのです。しかし、少しずつは変わっている部分もあり、モデルチェンジでなくマイナーチェンジで楽しくしようと関係者はアイディアを 出してくれておりますので、都合をつけて参加するようにして欲しいのです。
次は「関東・甲信越ブロック大会」のことです。今年は栃木県の那須りんどう湖にあるホテルで9月27、28日に開催されますが、この大会 には、NPO法人の日立太陽の家と共催でリフト付バスを貸切って参加したいと思っております。参加者の数にもよりますが、大会ばかりでは なく観光も含めて計画します。そして費用についても出来るだけ個人負担を少なくするよう計画しますので、是非多数の参加を期待しております。
3番目は「太陽の家利用者の最適生活様式の在り方検討」です。福祉施策、特に障害者の福祉施策が色々と変わりゆくなかで、我が子に一番合っ た人生の送り方に関して福祉ホームやその他の施設などを含め、色々な角度から検討を重ねてゆく必要があります。親達の年令を思うと早ければ 早い方が良いことは当然といえましょう。
4番目は「守る会関係のミニ書庫設置」です。歴史から色々な事柄を学ぶことは非常に大切であります。古い資料をひもときつつ現在取纏めて おり、これらを守る会の財産として残すようにしたいと思うのです。
5番目は「会員の夏期親子研修会の開催」です。会員相互の絆を強める意味でも力を合わせて一つの物事を行なうことは非常に重要であり、 多数の参加を是非お願いしたいのです。以上縷々書きましたが、13項目の行事が全て重要であり、日立太陽の家や関係機関のご協力とご支援 をいただきながら会員一丸となって活動を進めて参りたいと思いますので何卒ご協力よろしくお願いいたします。


又、また昔話 日立市心身障害者歯科診療所 開設までの歩み (3)

清 宮 烋 子
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日立市心身障害者歯科診療所がオープンしたのは平成5年8月30日のことです。全くの偶然ですが当時、茨城県社会保健医療協議会の委員に 在任していました。これは医師や歯科医師、調剤薬局などが社会保険開業をしたりするときの審査機関で各会分野から委員が選任されて30人 位で構成して県知事の諮問をうけて年に2回開催されるものでした。この中から18位で小委員会がもたれ毎月申請されたものの審議をしてい ました。一般県民枠が5人位いて会長、副会長はその中から選ばれ何故か私は副会長でした。日立市の障害者歯科診療所も当然この会にかけら れました。医科の申請は新規開業を含め世代の交替による管理者の変更、又個人医から医療法人への変更、病院などは増改築による内容変更、 後継者なく閉院など様々な理由、何年かに一回は更新の確認と沢山の件数を審議しました。歯科もそうです。薬局は丁度医薬分業に向けて調剤 薬局や大型チェーン薬局の出店で、昔からの小さな薬局が閉業に追込まれるのを目のあたりにしました。歯科診療が社会保険で認められなけれ ばとても大変なことでした。
協議をするメンバーに私が出席していたことは幸いだったと思いました。障害児(者)の実態や経緯については申請を出した日立市の中でも 知っている方でしたから、太陽の家のこと、歯科診療のあゆみ実態などを説明しました。全員賛成で事案は通過しました。これを一番よく理解 し喜んでくれたのは担当の関谷課長でした。私の立場もありましたが、このことはあまり誰にも話しませんでした。


支える会からのお知らせとお願い     TOPへ

昭和45年「日立市太陽の家支える会」は資金援助をとおして日立市太陽の家を支えるため発足しました。38年の間には法律の改正等でその 形態も様々に変化しました。
近年では簡易保険の団体加入制度のあり方に検討が加えられ、日本郵政公社の民営化の流れの中、一度解散の運びとなった簡易保険団体加入に よる会員制度は、再組成を目指し申請を行っていました。
しかし、再組成が可能となっても団体保険の集金業務を委託していた「加入者協会」が行政改革の一環で解散となってしまい、今後、その保険料 を集金する業務をとりおこなうことが事実上不可能となってしまいました。そのため理事会としては、再組成の申請そのものを取り下げることも やむなしと判断しました。
結果、支える会としては、会費による会員のみの構成とならざるをえなくなってしまいました。
簡易保険団体加入会員の皆様におかれましては長きにわたりご支援、ご協力いただき誠にありがとうございました。「簡易保険加入会員」という 枠は無くなってしまいますが今後につきましても、経緯をご理解いただいた上で従来どおり太陽の家を支える活動のご支援を賜りたくお願い申し 上げます。
会費による会員につきましては下記のとおりですが、詳しくは支える会事務局までお問い合わせ下さい。
・個人会員 一口 1,000円
・法人会員 一口 5,000円
・支える会事務局
 0294(22)2632


△お知らせ▽

△お知らせ▽
《7月》
・助川学区夏祭り
・夏期レクプール
《8月》
・夏期レク海水浴
・夏期レクお楽しみ会
《9月》
・グループ活動
・りんどう湖一泊旅行

ご寄付ありがとうございました
○次の方から寄付を頂きました(敬称略)3月〜5月
鈴木福江 小林豊 與澤幸夫浅川秀吾 大森郁子 浜中千穂子 黒澤弘明 有馬郷子 善和会 根矢芳信
○次の方から物品の寄贈がありました(敬称略)3月〜5月
前田勝子 佐藤まゆみ 椎名則夫 潟シカワ 大森郁子加藤由美


編集後記

太陽が元気いっぱいになるこの季節、手も足もブンブン振り回して思いきり思いっきり楽しんで、また一つ、大切な想い出を みんなで刻みたいですね。それぞれの胸の中に。
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